胃カメラには口から挿入するもの(経口)と、鼻から挿入するもの(経鼻)があります。
当院では、その両方を備えており、患者様の希望によってどちらでも施行が可能です。
経鼻内視鏡検査は平成18年に導入し、患者様から好評を得ています。
鼻から細いカメラ(内視鏡)を挿入するため、従来の胃カメラでは吐き気や苦しさを感じた方でも楽に検査を受けられます。
胃カメラ挿入中も会話ができ、所見の説明をしながら検査を進めていける利点があります。
これまでのところ、8割以上の方が経鼻による内視鏡検査を希望されています。
しかし、鼻炎で鼻粘膜が腫れている方、鼻中隔湾曲症の方などはカメラを挿入できないことがあり、経口の胃カメラ検査をしていただくことになります。
胃がんは、萎縮性胃炎とヘリコバクターピロリ菌感染が関与していることが多く、リスクファクターと考えられます。
そのようなリスクがある方は、毎年1回は内視鏡検査を受けてください。